SCI'26 特別講演

フィジカルAIが切り開く安全・自由な未来のモビリティ社会

安井 裕司 氏

講師

安井 裕司 氏 (株式会社本田技術研究所)

日時

2026年5月25日(月) 午後

概要

自動車は人とモノの自由な移動の提供により,人々の暮らしの進化を支えてきた.その制御システムも大幅な進化を遂げ,現在はAI(人工知能)を獲得することによりフィジカルAIとなり,更なる進化を遂げようとしている.フィジカルAIは自動運転の実現により,公共交通の維持や事故低減などの様々な課題を解決するだろう.一方,自分で運転をすることを好む人々に対しても,フィジカルAIは事故防止,運転負荷低減,インフォテイメントなどを通してさまざまなサポートしていくと考える.ここでは,多様化する未来のモビリティ社会,および,それを支えるフィジカルAI技術,未来につながる最新の研究成果について紹介する.

講師略歴

1992年と1994年に東京理科大学にて機械工学の学士と修士を取得,2012年に上智大学にて博士を取得.1994年に(株)本田技術研究所へ入社し,適応制御,モデル予測制御,ニューラルネットワークを用いた低公害車やHEV(ハイブリッド電動車)のためのパワートレイン制御,F-1用トラクションコントロール等の研究に従事.1997年,1999年にそれぞれ,世界初となるULEV (Ultra Low Emission Vehicle) and SULEV (Super Ultra Low Emission Vehicle) を実現.
現在,AIや先進制御技術を用いた自動運転/運転支援システム,移動ロボット,安全技術,半導体の研究領域を統括するエグゼクティブチーフエンジニア,常総市・小田原市・芳賀町における知能化モビリティ技術実証実験の推進責任者,(社)計測自動制御学会の副会長.